町工場の片隅で
鍛冶屋さんの事務所。
町の工場の片隅にあります。
昭和初期のまま時代は止まっているようで、なんだかタイムスリップしたようです。
このワゴンも、この工場の片隅から生まれました。
今回は、オーダーの扉に付ける、取手を20本ほどアレコレお願いしています。
上吊レールの耐荷重を電話で聞きながら、使用する鉄の重さを電卓で計算してもらう。
すんごいラフな絵を描きながら。
工場にはいろんな鉄の塊が転がっていて、その中からひょいって拾い上げて、このくらいのサイズ?厚みはどう?みたいな相談。
錆た鉄を触った手を、そこで洗いなーって案内される先もタイムスリップしたトイレ。
でも、やっぱりプロってすごいんだよねー。
出来上がりが楽しみです。
5か月前、ワゴンを作ってもらった時に、奥の席に座っていらっしゃったお父様は、もう、そこにはいなくなっていて。
この春から、息子さんが跡取りを目指して、工業高校へ進学される予定で。
そんな話を伺いながら、事務所でコーヒーを頂いていました。
派手じゃなくていい。
有名になんて、ならなくてもいい。
見つけて頂いたり、声をかけて頂いたり、そんなご縁を大切に、一つ一つ丁寧なお仕事をしたいなーって、ただただ思ったりしています。
幸せの基準って何でしょうね。
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